ウォルクリフ、トリートン、ウィリヤブラップの畑から。クローンはGin Gin3及び5を使用。この3つの地域は、素晴らしいシャルドネを作り続けてきた長い歴史のあるマーガレットリヴァーを代表するシャルドネの産地です。
収穫は機械と手摘みにて実施。ブドウは破砕後冷却。プレスは3-4日かけて行われます。全てのバッチは発酵槽に入れる前に暖められ自然発酵されます。その際、いくつかのバッチはうま味を形成するため、荒い粒のまま発酵。発酵槽は過度な樽臭を防ぐため3-4年の古樽を使用します。またフレイムツリーの他のシャルドネとは対照的に、エンバース・シャルドネはやわらかなテクスチャを求め50%MLFを行っています。
香りはネクタリン、洋ナシ、メロンフルーツと共に古樽や澱から来るスイカズラのニュアンスも感じられます。味わいはフルフレーバーで熟したトロピカルフルーツやバタースコッチを感じさせます。また樽やタンクでの澱とのコンタクトにより重厚さも加わっています。これら果実感のテクスチャやクリーミーさを感じさせる澱のニュアンスがこのワインの特徴です。
酸度 6.40g/L
pH 3.38
岩田セレクション・ワイン
2019年3月末、ソムリエ世界大会を終えたばかりの岩田氏とともに、西オーストラリア、マーガレット・リヴァーへ赴き、新たなポートフォリオを探索して参りました。20以上のワイナリーから、日本市場にマッチし産地の特徴が良く表現できている特に優れた3つのワイナリーが選定され、2019年秋に日本に上陸したワインです。
GRNワインコンサルタント 岩田渉氏
【2019】
90 points - James Suckling